鹿島 將志Shoji Kashima

Interview

下水処理場にある水と汚泥を分離する施設・装置を
最適な状態にメンテナンスする

上下水エンジニアリング部
技術工事第一課
鹿島 將志
2017年入社(中途)

修繕すべき箇所や施工内容が
毎回異なる装置を的確にメンテナンス

――現在はどのような職務を担当なさっていますか?

主に下水道施設の修繕業務を担当しています。下水処理場では、汚水を水と汚泥に分離していますが、分離のための装置は3~5年周期で部品交換や耐用年数を迎えた装置そのものの入れ替えを行っています。「どの装置」の「どの部分」を「どのように修繕」するかを顧客と協議するところから着手し、工事のスケジューリングや施工する協力会社の手配、工事に必要な部品の手配などを進めます。また、工事が始まってからは進捗管理や予算管理なども担当します。

――仕事を通じて感じるやりがいや難しさは?

お客様の大半が官公庁で、例年10月くらいから年度末にかけて繁忙期になります。複数の案件を同時に進める必要があり多忙を極めますが、そのぶん、無事に仕事をやりきって4月を迎えたときには大きな達成感を得られます。難しいと思うのは、修繕業務に決まったパターンがない点です。施設や装置によって、傷みやすい箇所や手を入れるべき箇所はそれぞれ異なります。先述のとおり、繁忙期になると複数の案件が集中しますから、対象となる装置に精通したスタッフを起用できるとは限りません。そのため、できるだけ自ら運転操作や測定などに従事して、問題や修繕内容を明確に把握するよう心がけています。

幅広い事業領域の会社で自身の力を試したかった

――中途入社とのことですが、前職ではどのような仕事を?

大学では応用生物化学を専攻していたので、就職活動当初は食品メーカーや酒造メーカーの研究職を目指していました。活動途中で、ラボにこもりきりになるよりは外に出て行くような仕事のほうが自身に合っていると気づき、都市ガスのパイプラインを設置する施工会社に入社しました。工事実務や施工管理を担当していましたが、パイプラインだけではもの足りなくなり、より幅広い事業領域の会社で働いてみたいと思うようになったのです。前の会社で2級土木施工管理技士や2級管工事施工管理技士の資格を取得していたので、これらも活かせる仕事を探しました。

――数あるなかからクボタ環境エンジニアリング株式会社を選んだ理由は?

クボタ環境エンジニアリング株式会社の存在は、転職エージェントに紹介されて知りました。プラント関係の仕事に挑戦してみたいと思っていたので、多種多様なプラントを扱っている点には大いに惹かれました。資格や前職での経験がある程度活かせそうでしたし、収入面でも条件に見合っていたので面接を受けました。結果が出るまで早かったこともあり、迷うことなく転職に踏み切ることができました。

クボタ環境エンジニアリング株式会社は、
安心して職務に邁進できる環境が整っている

――転職して良かったと思えたのは、どのような点でしょう?

移動時は公共交通機関の利用が基本で、午前・昼・午後の休憩時間がしっかり確保できるなど、就業ルールがしっかりしている点ですね。どの工事関係の現場でも「安全第一」を掲げていますが、建前と現実は違うというケースも少なくないと思うんです。クボタグループには『人命を犠牲にしてまでも、遂行しなければならない業務は存在しない。』という安全衛生基本理念がありますが、これが現場レベルまでしっかり順守されていることに感心しましたし、安心して働けています。

――他社を知っている立場から見たクボタ環境エンジニアリング株式会社の課題はなんでしょう?

会社というよりは、官公庁の施工関連業務全般の課題ですが、繁忙期と閑散期の差が激しすぎる点が挙げられます。同じ時期に工事が集中するのでは、こなせる数に限界が生じてしまいますし、各作業の質や精度が落ちることにもつながりかねません。これは、お客様はもちろん、私たちにとっても、社外の協力会社さんにとっても望ましいことではないですよね。年度をまたぐことが許される案件も出始めていますが、会社として、こうした動きを率先できるといいのではと思います。また、クボタ環境エンジニアリング株式会社には優秀なスペシャリストが多数いますが、そのノウハウや知見を全社的に共有できるような取り組みが必要だと思いますね。これが実現できれば、会社の成長にもつながるはずですから。

いずれはプラントの新規設置工事に携わりたい

――今後の目標は?

入社以来、ずっと水処理の装置を担当しています。せっかく事業領域の広い会社に転職したので、水処理以外の装置も手がけてみたいですね。また、現在は既存装置を対象にしていますが、いずれは、プラントの新設プロジェクトにも関わってみたいと思っています。チャンスが巡ってきたときに戦力になると認知されるよう、経験の幅を広げていきたいですね。

One Day一日の流れ

  • 本社勤務時
  • 8:30出社。メールを確認
  • 9:00午後から出向く調査に向けて資料を準備
  • 10:00翌日に行く予定の現場に持参する必要書類を準備
  • 12:00昼休み
  • 13:00オフィスを出発して現場に。現地で協力会社と合流して装置を調査し、必要な修繕内容を洗い出す
  • 17:00調査作業終了。そのまま直帰
  • 現場勤務時
  • 8:00現場事務所に出勤。施工スタッフ用に、作業内容の説明書類を作成
  • 8:30施工関係者で朝礼。一日の予定を共有
  • 8:50現場を巡回して作業前点検
  • 9:00工事開始。重機を使う作業や高所作業に立ち会う
  • 10:0015分小休止をとって作業再開
  • 12:00昼休み
  • 13:00現場に立ち会う必要のない作業中は書類作成
  • 15:0030分の休憩を挟み、修繕作業が終了した装置の試運転
  • 16:00現場の片付け
  • 17:00作業終了の挨拶をして帰宅

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